今回は動きの悪いシリンダーを手に入れましたので、
ばらして原因を追究したいと 思います。
・・・大体の察しはついていますがｗ
ばらしてみたら・・・こんな感じ・・・
タンブラーがほこりまみれです。
なぜこんなことになるのでしょうか？
それは、動きが悪くなってきたからと言ってスプレー液体潤滑剤（市販の物）
を使ってしまったからです！！
シリンダー内部には絶対に液体潤滑剤は使わないでください。
シリンダー内部にはほこりが入りやすく、潤滑剤を吹くとその油にホコリが付着します。
動きが良くなるのは最初だけ。
しばらくするとまた動きが悪くなります。
ホコリが固まりになるので当たり前ですね。
こうなると悪循環。
油⇒ホコリ⇒油⇒ホコリ・・・
結果、画像のようになり鍵すら刺さらなくなってしまいます。
また、先日のご依頼であったのですが、
動きが悪いからミシン用のオイルを注して、それでも動きが悪いからネットで調べたところ
鍵用の潤滑剤があることを発見したようです。
ホームセンターで購入し、早速シリンダーに吹きかけたところ、全く動かなくなってしまったそうです。
で、どうしようもなく依頼されたのでしょうが・・・
そもそも、鍵用の潤滑剤はオイルではなく、粉です。
なので、オイルに粉を吹きかけた状態で固まり動かなくなったという事です。
とりあえず、対処法はパーツクリーナーでオイルをきれいに落とし、内部を洗浄します。
（最悪、シリンダーをばらして洗浄）
乾いたらエアースプレー（パソコンなどで使うやつ）で吹きかけてホコリを飛ばす。
の繰り返しを行い、内部をきれいにします。
大体はこれでオイルによる不具合は解消されます。
ダメなら鍵屋さんへ依頼してください。
ちなみに上記のお客様のシリンダーはきっちり動くようになりましたが、
原因は別のところでした。
判断をミスると、料金も時間もかかってしまいます。
やっぱり、プロに頼るのが一番ですよ。
ちなみにバラすだけで手が真っ黒に！！
お気を付け下さい。
洗浄するとこんなにきれいに！！
是非是非ご参考下さい。
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